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2007年04月30日

赤ワインのフレンチパラドックスとは?

 赤ワインはただおいしいだけでなく、じつはポリフェノールやカテキンという頼もしい抗酸化物質かたっぷりと入った健康飲料だったのです。

 日本に比べて、欧米諸国は肉類や乳製品の消費が多いことで知られています。また、アルコールの消費に関しても同様です。動物性脂肪をたっぷりとっている欧米人は、動脈硬化による心臓病の死亡率が高く、とくにアメリカでは国をあげて心臓病を減らす対策に
取り組んでいます。 

 日本人と違って欧米人は、毎日動物性脂肪の多い食事をしますから、やがて体内にコレステロールがたまり、動脈硬化になる率がとても高くなるのは、むしろ当然といえます。
 ところが、そんな欧米諸国にあって、ただ1か国だけ、この不幸な法則から免れている国があったのです。それは意外にも、ワインが好きで、肉や乳製品をよく食べ、そして生クリームののったお菓子が大好きな人々の国「フランス」だったのです。

 ふつう肉や乳製品の消費量の多い国は心臓病による死亡率も高いのですが、フランスは肉類も乳製品もその消費量は多いのに、心臓病の死亡率は世界的に見ても低い水準だったのです。

 これは「フレンチ・パラドックス」と呼ばれ、この疫学的な事実を発端として、赤ワインの持つ抗酸化機能に医学界の注目が渠まりました。

 まず、フランスのルノー博士が赤ワインに注目し、アメリカのフランケル博士らが赤ワインの中にポリフェノールという抗酸化物質があるということを指摘しました。そして、著者のグループによる人を使っての実験の結果、赤ワインには悪玉コレステロールを酸化させにくくする効果があることがわかりました。

 そして、赤ワインに含まれている抗酸化物質の一つであるポリフェノールがその要因であることがわかったのです。この事実は、ポリフェノールがフランス人の心臓病を予防する働きをしていたことを証明するものです。



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