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2007年04月22日

ビタミンは酸化を防ぐスカベンジャー

 各種のビタミンは栄養素として大切ですが、それ以上に重要なのはスカベンジャーとしての働きがあることです。

 体内で作られる酵素系スカベンジャーだけでは、活性酸素の攻撃から身を守ることができません。そこで、食物からスカベンジャーを補給します。ビタミンは酵素系スカベンジャーを助けるだけでなく、自分自身も活性酸素に対抗するスカベンジャーとなります。

 ビタミンには、ビタミンA、B群、C、D、E、Kなどがあります。ビタミンCは水溶性で、細胞の外側や細胞質、ミトコンドリア内の水の中に溶けています。

 ビタミンCは「風邪からがんまで」、その広い効用が高く評価されている万能型のビタミンであると同時に、スーパーオキサイドラジカル、過酸化水素、一重項酸素に対抗すスカベンジャーです。

 また、酸化したビタミンEや尿酸に電子を1つ渡してそれらを還元する、支援の働きもします。ビタミンCが酸化してビタミンCラジカルになると、ビタミンB群のニコチン酸がビタミンCを還元します。さらにビタミンCは、免疫、解毒、ホルモン生成に活躍します。

 ビタミンE(トコフェロール)は油に溶ける性質があり、不飽和脂肪酸が主材料である細胞膜や核膜などの生体膜の中に存在しています。天然のビタミンEには、α、β、γ、θの4つのタイプがあり、なかでもa型がスカベンジャーとしていちばん優れています。抗酸化能力は、β型がα型の30%、γ型がα型の10%、θ型がα型の2%ぐらいといわれています。

 また、スカベンジャーとしての抗酸化能力が優れているのは天然のビタミンEだけで、合成ビタミンE(天然型ビタミンE)の抗酸化能力は天然ビタミンEの半分です。

 なお、β型、γ型、θ型のビタミンEは肝臓に運ばれ、胆汁に混ざって便に排泄されます。



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