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2007年03月26日

活性酸素発生源2…タバコや大気汚染物質

 タバコのの煙の成分であるタールや窒素酸化物が肺に入ってきます。タールのような異物が入ってくると、肺では細菌や異物を除去する役目をもった免疫担当細胞のマクロファージが登場し、活性酸素(スーパーオキシドラジカル)を発生させ、これを使ってタールの消去にとりかかります。

 ところが、スーパーオキシドラジカルの分解産物である過酸化水素は、タバコの煙に含まれている窒素酸化物と反応して、毒性のたいへん強い活性酸素(ヒドロキシラジカル)に変身します。

 自動車の排気ガスや工場から排出される煙などにも窒素酸化物が含まれており、タバコと同じように過酸化水素と反応して毒性の強い活性酸素、ヒドロキシラジカルの発生につながります。

 私たちの肺は、毒性の強い活性酸素の大量発生を免かれることはできません。肺がたび重なる活性酸素の発生などによってダメージを受けると、肺胸壁がこわれて、肺気腫になったり、肺ガンになったりします。

 なお、今問題になっている大気汚染物質、ダイオキシンについて少しふれておきます。ダイオキシンは、TCDD(テトラクロロジベンゾパラダイオキシン)のうち、もっとも毒性の強い2・3・7・8四塩化ジベンゾパラオキシンをいい、青酸カリの一万倍の急性毒性があります。ベトナム戦争で米軍が使った枯薬剤に含まれ、多くの胎児奇形の原因となり、世界的に注目された有害な化学物質です。

 塩素化合物を含む家庭用品(塩分も含む)の焼却からも生成され、体内に入れば、活性酸素発生の原因になるのではないかと考えられます。



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