2007年03月22日
活性酸素が老化の引き金となる
遅かれ早かれ、老いはだれにでも訪れますが、その原因として、活性酸素が注目を浴びています。
私たちは、空気すなわち酸素を吸わなければ生きていけませんが,実はこの酸素が酸化や老化の原因になっているのです。この場合、私たちの体に害を与えるのは、酸素が変身したもの,つまり“活性酸素”です。
私たちが空気中から呼吸を通して取り入れている酸素は「活性酸素」という物質に変身します。この活性酸素が、私たちの体を酸化させる“真犯人”だったのです。つまり、活性酸素による酸化は細胞レベルで起こり、老化やがん、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こします。
私たちの体は約60兆個の細胞で成り立っていますが、その細胞の壁(細胞膜)のおもな材料の1つが不飽和脂肪酸といわれる物質です。これは日常使うてんぷら油と同じ性質があり、酸化しやすいのです。
熱で酸化した油は、不飽和脂肪酸が活性酸素によって過酸化脂質に変わったもので、同じことが体の中の細胞で起こると考えていただければよいのです。
私たちの体の細胞は、熱ではなくエネルギーの生成段階での化学変化(発生する活性酸素)によって酸化します。酸素と接触しなければよいのですが、酸素は血液によって体中に運ばれ、そこでエネルギーとして使われるので、細胞の酸化は避けられません。細胞の酸化とはすなわち「老化」のことです。
私たちは,呼吸によって酸素を取り入れて生きている以上,細胞が酸化するのは必然の結果と言えます。酸素は私たちにエネルギーを与えてくれる一方で,「酸化」というマイナスの結果ももたらす「諸刃の剣」なのです。
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